Tactiqについて
会議に参加したことがある人なら、多くの方が議事録作成を経験したことがあるのではないでしょうか。
会議内容を後から確認するためのメモや、出席できなかったメンバーへの情報共有など、議事録はさまざまな場面で活躍します。簡易的な議事録では会議内容を正確に把握することが難しく、一定の詳細さが求められます。とはいえ、会議の内容を一言一句書き起こすことなんて到底できません。会議中は要点を記録し、会議後にフォーマットを整えるとというフローが発生し、どうしても議事録の作成には多くの手間と時間がかかります。
リベロジックでは議事録作成の負担を軽減し、より正確な記録が取れるように「Tactiq」を導入しています。
Tactiqについて
TactiqはOpenAIを利用した文字起こしツールです。
Chromの拡張機能として提供されており、Chromのウェブストアから簡単に導入できます。
「Google Meet」「Micro Teams」「Zoom」「Webex」といった主要な会議ツールをサポートしており、会議の会話内容をそのままテキストに起こしてくれます。


※ 文字起こしには機密情報や個人情報が含まれているためボカシを入れています。
PDFやTXTでのエクスポートが可能となっており、簡単に議事録を共有することができます。個別で設定が必要になりますが、書き出し先をGoogleDriveやNotionに指定することも可能です。
AI要約機能では長い会議の内容をサマリー化、会議内で発生したタスクと担当者の割り当てを行ってくれます。ある程度の誤植も文脈を読み取って補正してくれます。

一覧画面ではミーティングの開催日順に議事録が表示されるのですが、複数案件を抱えている時は、目的の議事録を見つけるのに手間がかかることがあります。そんな時はスペース機能を利用するのがおすすめです。スペース機能では案件ごとに議事録を管理することができます。

活用してみた感想
文字起こしの精度は想像以上に高く、AIによる要約機能も相まって、簡単な議事録作成ならTactiqのみで十分対応できるのではないかと思います。発話がはっきりしていない、会話のテンポが速い、会話が重なってしまうといった場面では、文字起こしの精度が少し落ちることもあるので、完全にツールに任せきりにするよりも、自分でもメモを取りつつ、結論に至った経緯などの要点をTactiqに補完してもらうくらいの使い方がちょうど良いのかもしれません。導入したばかりの頃は、「そこまで精度は高くないだろう、自分で議事録を取った方が早いのでは?」などと期待していなかったのですが、今ではなくてはならない存在になりました。
サマリー機能については紹介をしたものの、正直なところまだ上手く活用できていません。作業時間の短縮になると頭ではわかっているのですが、結論に至るまでの経緯を一言一句漏れのないレベルで議事録に残したいという変なこだわりがあるせいで、なかなか上手い付き合いができず…。議事録のまとめ方との相性が悪いだけだと思うので、Tactiqに歩み寄る感じでフォーマットも改善しつつ、少しでも作成時間の短縮ができればなと思います。
現在利用できる機能は限られていますが、接続設定画面には、今後対応予定と思われるツールが多数表示されていました。これからの展開が楽しみです。
フリープランでも十分に活用できるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
新卒入社からの成り上がりディレクターとして現在奮闘中!デザインから広告運用まで、あらゆる分野を制覇するマルチタレントを目指して日々挑戦中です。仕事ではスマートなディレクションを目指す一方、プライベートでは家という名の要塞で引きこもりライフを満喫中。アニメが好きだったりする。
ハンダちゃん
Webディレクター/2022年入社